「ヴィクトリアマイル・Ｇ１」（１５日、東京）

　ソングラインが文句なしの動きを１１日、美浦Ｗで披露した。馬なりでスムーズに加速、６Ｆ８６秒１-３８秒５-１１秒６をマークし、チュウワジョーダン（５歳１勝クラス）を２馬身突き放した。手綱を取った津村（レースは池添）は「僕が乗った中で一番いい。２週前もいいなと思ったんですが、さらに上がってます。言うことなしですね」と絶賛した。

　見届けた林師も「すごく良かったですね」と納得の表情。海外遠征を経験したことで「精神面もひと回り成長しました」と確かな手応えを感じている。それだけに「挑戦者の立場ですが、結果を出したい」とキッパリ。Ｇ１馬５頭が出走する豪華メンバーが相手でも引くつもりはない。

　東京のマイル戦は富士Ｓ制覇を含む２勝。２１年のＮＨＫマイルＣでは鼻差の２着と、連対を外していない好相性の舞台だ。指揮官は史上４人目の牝馬限定ＪＲＡ・Ｇ１完全制覇が懸かる池添に「全てお任せします」と全権を委任した。