【菊花賞予想】春クラシック主役不在の大混戦! 展開のカギを握る馬、展開の恩恵を受ける馬の2頭に注目!

2022年10月22日(土) 12:20

若手予想家・サンデーが、展開の恩恵で台頭する気配を感じているのは…

 今年も阪神で行われるクラシック最終戦。過去20回の勝ち馬は、春のクラシックにも出走していた馬と、いずれにも出走していなかった馬で五分五分。ここでは、展開予想を軸として高期待値の馬を導く注目の若手予想家・サンデー氏にレース展望を綴ってもらった。

アスクビクターモアが中心のレース

 昨年に続き皐月賞、ダービー馬が不在のレースとなりました。「強い馬が勝つ」と昔から言われるこの舞台ですが、個人的には一抹の寂しさを感じます。

 今年の菊花賞は春の実績上位馬アスクビクターモアが人気、レース展開ともに中心となります。阪神3000mの舞台に変更となり、昨年のタイトルホルダーの印象も深いことから「先行有利」のイメージがあるでしょう。しかし、今年は質の違うレースになるのでは?と予想しています。

◆展開をガラッと変えそうな予感…

 レース展開のカギを握る馬、それは今年に入ってマクリの戦法を確立したディナースタです! 天皇賞・秋に出走予定のジャックドールの弟で、道中での機動力が魅力の1頭です。札幌2600mを連勝中で、その豊富なスタミナを遺憾なく発揮しています。

 鞍上が横山和生騎手なのも面白い組み合わせですし、昨年のように前に行く馬が楽な展開にはならないと見ています。

◆展開の恩恵で台頭する気配…

 ディナースタが動いて前が苦しくなる展開になれば期待したい馬は…ボルドグフーシュです! 今年5戦全てで上がり3ハロン最速の末脚を使っている1発の魅力を感じる存在です。

 騎乗する吉田隼人騎手は昨年のステラヴェローチェの経験を生かして乗ってくれることに期待できます。

トライアル勝ちの2頭も充実

 セントライト記念勝ちのガイアフォースアスクビクターモア相手に競り勝っていますし、菊花賞覇者キタサンブラック産駒でスタミナにも期待できます。

 神戸新聞杯勝ちのジャスティンパレスは春のクラシックは見せ場なく終わりましたが、GIホープフルステークス2着もある実力馬です。潜在能力に状態の良さも加わって期待できる1頭でしょう。

 しかも2頭は同じ杉山晴紀厩舎です。秋華賞高野友和厩舎スタニングローズナミュールの決着だったこともありGI・2週連続同厩舎ワンツーの大記録も…?

◆最終結論はウマい馬券にて

 1番人気は勝つどころか馬券圏内に入ることすら難しい今年のGIレースです。ただ秋華賞スターズオンアースの走りを見るとそろそろ勝ちそうな雰囲気もあります。

 ウマい馬券では枠の並びを加味して、しっかりと展開をイメージすることで期待値の高い馬券を予想しますので今週もよろしくお願いします!

(文=サンデー)

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