地方競馬&JRAがタッグ! 統一ダート路線の詳細を発表 3歳3冠路線のトライアルなど決定

スポーツ報知

2022年11月28日(月) 16:27

今年のジャパンダートダービーを制した3歳最強ノットゥルノ。24年から3歳ダート路線がさらに充実する

 NAR(地方競馬全国協会)とJRA、全国公営競馬主催者協議会、地方競馬主催者が28日、東京・港区の地方競馬全国協会で記者会見を行い、3歳ダート3冠競走に向けたトライアルの創設などを発表した。

 新たな3歳ダート3冠競走は2024年から実施。3冠最初のレースは羽田盃・交流G1(4月下旬・大井、1800メートル)で、そのトライアルとしてブルーバードカップ・交流G3(船橋、1800メートル)を1月中旬に新設するとともに、2月中旬に雲取賞・交流G3(大井、1800メートル)と、3月中旬の京浜盃・交流G2(大井、1700メートル)も羽田盃トライアルとして実施する。

 2冠目の東京ダービー・交流G1(6月上旬・大井、2000メートル)のトライアルとしては、今年は6月にJRAの3歳ダート重賞として東京競馬場で行われたユニコーンS(時期、場所、距離未定)を設定。また、3冠ラストのジャパンダートダービー・交流G1は「ジャパンダートクラシック」(10月上旬・大井、2000メートル)と名称を変更して行われる。そのトライアルは8月上旬のレパードS・G3(新潟、1800メートル)、9月上旬の不来方賞(盛岡、2000メートル)となった。

 また、2歳路線や古馬の体系整備も発表された。短距離路線では、さきたま杯(浦和、1400メートル)が3歳&古馬混合の大一番として設定され、現状の交流G2から交流G1に昇格し6月中旬に行われる。

 古馬牝馬は上半期の頂点としてエンプレス杯(川崎、2100メートル)を5月上旬に開催。TCK女王盃・交流G3が大井から兵庫・園田に移行変更され、交流G3の「兵庫女王盃」(1870メートル)と名称を変えて4月上旬に行われる。また、3歳牝馬の下半期の目標としてマリーンカップ・交流G3(船橋、1800メートル)を、現行の4月上旬から9月下旬に移して行われる。

 一方、3歳短距離路線の頂点となる兵庫チャンピオンシップ・交流G2(5月上旬、園田・1400メートル)に向けて、地方デビュー馬だけが参戦できる重賞級認定競走(ネクストスター)を2、3歳で新設する。

 実施時期は23年に2歳馬のダートグレード競走体系がスタートし、翌24年に3歳、古馬の同体系が始まる。

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