【有馬記念・注目馬】3度目のGI挑戦となるラストドラフト 充実の3歳シーズン呼び起こす走りを

2022年12月20日(火) 07:00

2019年1月の京成杯を制したラストドラフト(撮影:下野雄規)

 12月25日、中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。2019年の京成杯(GIII)覇者ラストドラフト(牡6、美浦・戸田博文厩舎)が大舞台で復活を期す。

 ラストドラフトは父ノヴェリスト母マルセリーナ、母の父ディープインパクト。母は2011年の桜花賞馬で、叔父に重賞3勝を挙げたグランデッツァ、半弟には昨年の目黒記念(GII)で2着など中長距離重賞路線で存在感を示すヒートオンビートがいる血統。

 2018年11月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を白星で飾ると、翌2019年1月の京成杯を早め抜け出しで完勝。2連勝で重賞ウィナーとなった。同年の牡馬クラシック競走・皐月賞(GI)にも出走し、12月の中日新聞杯(GIII)で2着に好走、3歳シーズンを終えた。

 その後、2020年のAJCC(GII)で3着、アルゼンチン共和国杯(GII)で2着、昨年のAJCCで再び3着と、中距離重賞で好走。昨年の天皇賞(秋)では8着で入線しており、今回が3度目のGI挑戦となる。近親に活躍馬多数の良血馬だが、母マルセリーナ、叔父グランデッツァはいずれも有馬記念の出走経験がない。暮れのグランプリで復活劇を見せるか、要注目である。

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