イタリア出身のトップジョッキー、ランフランコ・デットーリ(52)が17日に来年いっぱいで引退すると発表したことを受け、武豊(53)が18日にコメントした。

　世界各国で腕を競ってきたライバル同士。学年では武豊が2学年上になる。「寂しいですね。来年、1回でも多く一緒に乗りたいです」と寂しさを口にする一方で、「俺はまだやで」と茶目っ気たっぷりのコメントも。この日も阪神2Rをスモーキンビリーで制し、JRA通算4400勝へあと8勝とした。

　25日の有馬記念はアリストテレス、JRA平地G1完全制覇がかかる28日のホープフルSはセレンディピティとのコンビで臨む。デットーリは引退イヤーの来年を見据えて「最終章が始まる」としているが、日本が誇るスーパージョッキーの最終章は、まだまだ先にある。