◆中山記念追い切り(2月22日、美浦トレセン)

　金杯の勝ち馬2頭が重賞連勝へ美浦・Wコースで好気配だ。中山金杯を制したラーグルフは6ハロン84秒5―11秒9でアースジェイソンテ(3歳未勝利)に馬なり併入。宗像調教師は「順調に来られています。相手は強くなりますが、走り慣れている中山ですし楽しみです」と心待ちにしていた。

　京都金杯のイルーシヴパンサーは6ハロン84秒8。ラスト1ハロンは馬なりで11秒4をマークし、久保田調教師は「しまいだけサーッと気持ちよく伸ばすイメージ。今回はレース間隔がそれほど空いていなかったので調整はしやすかった」と順調だ。今回は皐月賞(10着)以来の中山、1ハロンの距離延長と前走から条件が変わるが「最近は道中も落ち着いて走れているし、いい競馬ができると思う。今回は勝負だと思っているので」と強敵相手のG2挑戦に力が入っていた。

　両金杯の勝ち馬が中山記念にそろって出走するのは21年以来3度目で、前回はワンツーフィニッシュ(中山金杯ヒシイグアス―京都金杯ケイデンスコール)で決着。両馬とも再現できるだけの態勢は整っている。