中京競馬場に駆けつけたファンの大きな声援に包まれ、堂々と先頭でゴールを駆け抜けた。女性ルーキー河原田菜々(18＝渡辺)が中京8Rをテーオーソラネルで3馬身差の逃げ切り勝ち。デビュー25戦目、同期では小林勝太に次ぐ2人目のJRA初勝利を飾った。レース後のセレモニーではにっこり笑顔で登場。河原田は「馬のおかげで突っ走ることができました。乗せていただいた須貝先生には感謝ですし、うれしいのひと言です」と喜びを口にした。

　師匠の渡辺師は管理馬が出走した阪神1R終了後に中京へ。弟子の初勝利をそばで見届け、肩の荷が下りた様子。「とりあえずホッとしました。デビューから週を追うごとに余裕が出て、落ち着いて乗れるようになっているな、と思っていました。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。今年の目標は新人賞獲得。目の前の一鞍一鞍を大切に、騎乗スキルを磨いていく。