米国のクラシック3冠初戦「第149回ケンタッキーダービー」が6日(日本時間7日朝)、ケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場(ダート2000メートル、18頭)で行われ、日本調教馬の初制覇に挑んだマンダリンヒーロー(牡＝大井・藤田)は12着に敗れた。

　他馬の取り消しによって補欠から出走にこぎ着けたマンダリンヒーローは、中団を追走したものの終盤伸び切れず12着に敗れた。藤田輝師は「出走できると信じて現地に入り、納得の調整ができました。顔がどろどろになりながら、最後まで頑張ってくれた。馬には感謝しかないです。結果は残念でしたが、挑戦できたのは良かったです」と南関東所属馬による初の米3冠競走出走に感慨深げだった。

　帰国後は体調を見つつジャパンダートダービー(7月12日、大井)を目指す。