アヴェンティーノ年内にも乗馬デビュー

2013年09月25日(水) 14:27 3 12

シャンティイでパリで、異国の地で激戦に挑むオルフェーヴルの側にはいつもアヴェンティーノ(せん9)が寄り添っていた。昨年凱旋門賞の陰の立役者は同レース後に引退し、現在は茨城県つくばみらい市の「柏乗馬クラブ」に身を置く。起源は皇居内に存在した「パレス乗馬倶楽部」という由緒正しいクラブ。社台グループとは以前にも縁があり、同クラブで乗馬としての道を歩むことになった。

だが、すぐに乗馬デビューというわけにはいかない。競走馬と乗馬は求められることが全く違うからだ。速く走ることを使命とする競走馬が乗馬になるには平均2年はかかると言われる。だが、同馬はそれをわずか1年でクリアしようとしている。山蔦(やまつた)幸太郎代表取締役(40)は「年内にはお客さんを乗せられるところまできています。1年でここまでいけるのは珍しい」と乗馬としての才能を語る。他馬同様に、最初は引き馬で性格を知るところから始めたが、1つ1つ段階を踏むのが早かった。「性格が良くておとなしい。持って生まれた性格でしょう。凱旋門賞へ(帯同馬として)行くのに選ばれたのが分かる気がします」と言う。

雪辱を期すオルフェーヴルと再デビューを見据えるアヴェンティーノ。目標は違っても戦う気持ちは同じだ。日本調教馬初の快挙達成の声を聞いた後、かつての相棒の第2の「馬生」が始まる。

みんなのコメント

現在のコメント数3

みんなの投稿ニュース

サービス終了のお知らせ 長きにわたってご愛顧いただきました「みんなの投稿ニュース」ですが、8月22日(予定)を持ちましてサービスを終了することになりました。
長らくのご利用、誠にありがとうございました。
なお、コラムコンテンツにございます「みんなのコラム」は引き続きサービスを提供しておりますので、ご自身で執筆される記事の投稿につきましてはこちらをご利用くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。※記事の転載等は禁止しております。投稿ガイドラインをご確認ください。

ランキング