毎年、好メンバーが集結する真夏のスーパーG2・札幌記念(芝2000メートル)は20日に行われる。

　今年も大阪杯を制したジャックドール(牡5＝藤岡)、21年のダービー馬シャフリヤール(牡5＝藤原)、昨年の香港ヴァーズを勝ったウインマリリン(牝6＝手塚)のG1馬3頭を含む15頭が登録している。

　連覇が懸かるジャックドールは、武豊を背に16日の最終追い切りで軽快な動きを披露。函館芝コース単走で5F68秒9〜ラスト1F12秒1を刻んだ。鞍上も「さすがだなって感じでした。凄くいいですね。一流馬の動きでした」と好感触を伝えた。

　武豊は札幌記念で歴代最多の8勝を挙げている。しかも93年、03年、13年と末尾が「3」の年は3戦3勝で、23年の今年も期待大。JRA同一重賞最多勝は自身が保持する京都大賞典の9勝で、馬名意味「人名より＋黄金(フランス語)」のパートナーとともに、また1つ金字塔を打ち立てる。

　※武豊の札幌記念成績

93年＝ナリタチカラ(1着)

94年＝メイショウレグナム(3着)

96年＝マーベラスサンデー(1着)

97年＝エアグルーヴ(1着)

98年＝エアグルーヴ(1着)

99年＝ファレノプシス(2着)

03年＝サクラプレジデント(1着)

04年＝ファインモーション(1着)

06年＝アドマイヤムーン(1着)

10年＝ヤマニンキングリー(14着)

13年＝トウケイヘイロー(1着)

22年＝マカヒキ(16着)