【毎日王冠】エルトンバローズ 重賞連勝 G1馬2頭の猛追しのいだ 西村淳「神様にお祈りしてました」

スポニチ

2023年10月09日(月) 05:24

<東京競馬11R・毎日王冠>(左から)シュネルマイスター、ソングラインの猛追をしのいでレースを制したエルトンバローズ

 8日、秋の東京開幕を告げる伝統のG2「第74回毎日王冠」が行われ、西村淳也(24)騎乗の3歳馬エルトンバローズが4番手から抜け出して、ソングラインシュネルマイスターのG1馬2頭を抑える殊勲V。前走・ラジオNIKKEI賞に続いて重賞連勝となった。

 残り200メートルで先頭に立ったエルトンバローズを目がけ、2頭のG1馬が猛然と追い込んできた。馬群を割って抜け出したソングライン、大外一気に伸びたシュネルマイスター。西村淳が「外の方が優勢だと思って、神様にお祈りしてました」と振り返ったほどの大接戦。祈りは届いた。引き揚げてきた鞍上は天を仰いで右拳を握りしめた。

 デビュー4戦して2着3回。なかなか勝ち上がれないエルトンの鞍上に、デビュー6年目の西村淳を迎えたのは4月の未勝利戦。そこから4連勝で一気にスターダムを駆け上がった。「一戦一戦力をつけています。凄いメンバーを相手に戦って経験値も上がる。どんな競馬もできるし、仕掛ければギューンと伸びる。楽しみな一頭に出合えました。この先も大きな舞台で勝ってくれると思います」と絶賛した。

 杉山晴師は「出来は文句なかったのですが距離や左回りが…」と半信半疑だったという。「この馬のことはジョッキーが一番分かっている。彼のここ1、2年の競馬に対する姿勢は目を見張らされる。これから厩舎も騎手も成長していければ」と鞍上を称え、共に高みを目指す構え。同厩舎は先日、牝馬3冠デアリングタクトが引退を発表したばかり。指揮官も「デアリングのためにも、また強い馬づくりをして頑張っていきたい」と気を引き締めていた。

 次走は明言しなかったが、この勝利で選択肢が広がった。3歳エルトンバローズ&24歳西村淳コンビから目が離せそうもない。(鈴木 智憲)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す