◆第168回天皇賞・秋、G1(10月29日、東京競馬場・芝2000メートル)追い切り＝10月25日、美浦トレセン

　前走のオールカマーは7着で、2年連続の参戦となるノースブリッジ(牡5歳、美浦・奥村武厩舎、父モーリス)が、Wコースで順調な仕上がりをアピールした。岩田康誠騎手を背に、2頭併せで僚馬を追走する形からスタート。直線では内に潜り込み、5ハロン68秒2―11秒8で滑らかに加速して約半馬身先着した

　2週連続で手綱を執った鞍上は「落ち着いて走っていて状態は良さそうですね。前回よりもいい。あとはどこまで食らいついていけるか。ポツンと逃げさせてくれないかな」と、一発を狙って虎視たんたん。手の内に入れているベテランの手綱さばきは侮れない。