武豊の右足負傷により戸崎に乗り替わったドウデュースは、本来の末脚が影を潜め7着に終わった。

　後方待機策が多かったこれまでとは一転、好スタートから道中は好位の馬群の中。直線で前が空き戸崎がGOサインを出したが、いつもの反応はなかった。戸崎は「思ったよりも前に行けて、イクイノックスを見る形で進めました。ただ、道中で力む面があった。それが最後に影響したのかも。もう少しリラックスさせてあげられれば…」と悔やんだ。

　昨年ダービーで下したイクイノックスに完敗。友道師は「休み明けの分もあって最後は伸び切れなかった。ジョッキーが替わったこともあったし、道中で初めて3頭併せの真ん中での競馬となって、ずっと力みながら走っていましたね」と敗因を分析。「次がどこか分かりませんが、これが実力ではありません」と巻き返しを誓っていた。