【エリザベス女王杯】ブレイディヴェーグ 管理する宮田師「しまいの脚は可能性を感じさせてくれる」

スポニチ

2023年11月09日(木) 05:30

追い切り後、話をするルメール騎手(左)と宮田調教師(撮影・亀井直樹)

 4年ぶりの京都開催となる「第48回エリザベス女王杯」(12日、京都)の最終追いが8日、栗東&美浦トレセンで行われ、遅れてきた大物ブレイディヴェーグクリストフ・ルメール(44)を背に栗東CWコースで超抜の動きを披露した。国内G1連勝中の鞍上も納得の表情。怪物イクイノックスと並ぶJRA古馬G1最少キャリア制覇へ、態勢は整った。同レースの出走馬は9日に決定する。

 【宮田師に聞く】

 ――前走ローズS(2着)を振り返って。

 「4角で厳しいかなと思ったが、あの位置から素晴らしい脚で2着。改めて能力の高さを感じました」

 ――秋華賞ではなく、エリザベス女王杯を選択。

 「新馬戦、未勝利戦と軽い骨折が2回あった。間隔を詰めて使うのもどうかな、ということ。それと秋華賞(京都芝2000メートル内回り)だと立ち回りの難しさもあるので見送りました」

 ――追い切りはルメール騎乗でCWコース追い。

 「前半は少しハミをかんだけど途中からはスムーズに加速していた。ルメール騎手も“フレッシュでいい”と言ってくれました」

 ――意気込みを。

 「外回りだとゆったり走ることができるので、いいと思います。キャリアは浅く粗削りだが、しまいの脚はG1を獲れる可能性を感じさせてくれるものがある。前走の勝ち馬(マスクトディーヴァ)は秋華賞(2着)でリバティアイランドといい競馬をしたし、この子自身もここでタイトルを、と思っている。当日は少しでも落ち着いて馬場入り、ゲートインしてほしい」

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