競馬の祭典「第43回ジャパンC」(26日、東京)の追い切りが22日、東西トレセンで行われ、史上7頭目の牝馬3冠を達成したリバティアイランドは主戦の川田将雅(38)を背に栗東CWコースでラスト1F(200メートル)11秒0とこの日最速の鋭い伸びを披露。レーティング世界1位のイクイノックスとの初対戦に向けて究極の仕上がりをアピールした。同レースの出走馬＆枠順は23日に決まる。

　【中内田師に聞く】

　――追い切りの意図と評価は？

　「ジョッキーに現状を把握してもらうために、またがってもらいました。サッと伸ばす程度で時計的にも良かったし、秋華賞より状態は一つ上がっています」

　――ジャパンCで初めて古馬に立ち向かう心境は？

　「チャレンジャーという気持ち。もちろん緊張もしているし、楽しみ。いろいろな思いがあります」

　――古馬牡馬と比べて重量4キロ分のアドバンテージがある。

　「強い相手と戦う上で、4キロの恩恵はありがたいと思います。3歳牝馬で古馬と互角に戦えるよう、4キロ差で何とか埋めてくれれば」

　――現在の力関係をどうみるか。

　「走ってみてじゃないですかね。皆さんに楽しみにしていただいているように、そういう気持ちは陣営も一緒。今のリバティがこのメンバーに入って、どういう走りをしてくれるんだろうという楽しみはありますね」

　――レースのポイントは？

　「距離はオークスで走っていますが古馬との対戦で流れが変わるだろうし、枠順によって位置取りも関係してくるので違う内容の競馬になると思います。リバティ自身が自分の競馬をさせてもらえるかどうか」