今年の３冠牝馬リバティアイランド（牝３歳、栗東・中内田）は、近日中に放牧へ出される。２８日、中内田師が明らかにした。

　初の古馬との対戦となった先週のジャパンＣは２着。世界ナンバー１ホースのイクイノックスとの真っ向勝負で堂々と立ち向かったものの、現状の力では及ばなかった。

　栗東トレセンで取材に応じたトレーナーは、「勝てはしなかったけど、いい走りをしてくれたと思います。あのハイペースでもちゃんと競馬をしてくれました。出走したことに対して悔いはありませんし、馬にとってはいい経験になったと思います」と改めてレースを回顧。今後の糧にしていきたい考えだ。

　現在の状態については「いつもの競馬後より、疲れている感じはあります。リバティも初めて全力で走ったんじゃないですか。かといって、脚元や体が痛いという感じはなさそうですね」と説明。「強い馬が強い相手と戦うことになり、ファンの皆さんに１カ月くらい、ずっと盛り上がっていただいた。また来年、頑張っていくので応援していただければ」とさらなる飛躍を誓った。