【香港ヴァーズ】母の父は“奇跡の名馬”トウカイテイオー レーベンスティールは世界相手に燃える血統だ

2023年12月08日(金) 07:30

どことなく母の父トウカイテイオーに似た雰囲気のレーベンスティール(今年9月撮影、ユーザー提供:阪神優勝!さん)

 セントライト記念で重賞初制覇したレーベンスティール(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、香港ヴァーズ(3歳上・G1・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

 日の丸を背負うと奮い立つ血統だ。父リアルスティールはクラシック3冠で2着、4着、2着と涙を飲んだが、4歳時のドバイターフでGI初制覇。同レースには6歳時にも参戦し、ベンバトルから3馬身+クビ差の3着に健闘した。その全妹のラヴズオンリーユーはGIを4勝した名牝。5歳時にクイーンエリザベスII世C、BCフィリー&メアターフ、香港Cと海外GIを3勝したことは記憶に新しい。

 そして極めつけは母の父トウカイテイオーだ。言わずと知れた91年の2冠馬。4歳時に天皇賞(春)で5着、天皇賞(秋)で7着と連敗を喫しながら、ジャパンCで世界の強豪を撃破。結果的にラストランとなった有馬記念での復活Vとともに、感動的なレースとして語り継がれている。

 レーベンスティールは今回が初の海外遠征、しかもGI初挑戦となるが、前走のセントライト記念では皐月賞馬のソールオリエンスに完勝。既にGI級の能力を有していることは間違いなく、日本からジェラルディーナゼッフィーロ、欧州からヴェルメイユ賞を制したウォームハート、バイエルン大賞覇者のジュンコといった強豪が集っても、何ら臆するところはない。端正な顔立ち、バネの利いたフットワークは、まさにテイオー譲り。世界の舞台で大仕事を成し遂げてくれそうな予感が漂っている。

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