【朝日杯FS】武豊が週末復帰明言! 2戦無敗エコロヴァルツで即G1勝利へ 1カ月半ぶり「何とかいいパフォーマンスを」

デイリースポーツ

2023年12月14日(木) 06:00

 笑顔で引き揚げてきた武豊(撮影・石湯恒介)

 「朝日杯FS・G1」(17日、阪神)

 待ってました!ケガで戦列を離れていた武豊騎手(54)=栗東・フリー=が、いよいよ今週末からカムバックすることが13日、決定した。約1カ月半ぶりの実戦に、名手は「何とかいいパフォーマンスを」と腕まくり。朝日杯FSは2戦無敗のエコロヴァルツとのコンビで臨み、有馬記念にはドウデュースがスタンバイ。暮れの競馬はさらに大きな盛り上がりを見せそうだ。競馬面に関連記事

 ファンもひと安心だろう。レジェンドがいよいよターフに帰ってくる。10月29日の東京5R後、騎乗馬に蹴られ、右太ももの筋挫傷で戦列を離れていた武豊。「今週乗ります」。朝日杯FSでコンビを組むエコロヴァルツの最終追い切りに騎乗した後、力強く明言した。

 約1カ月半ぶりの実戦復帰だ。「当初はこんなに時間がかかるとは思っていなかったから意外と重傷でしたね。きのう(12日)くらいからいけそうな気はしていましたし、今1頭乗って大丈夫だなという感じです」。調教での騎乗は8日から再開していたが、今週乗った感触で決めたいとしており、最終ジャッジゴーサインを出した。

 負傷した日はくしくもドウデュースとともに挑むはずだった天皇賞・秋の当日。最悪のタイミングだった。「楽しみにしていたレースが多かったし、この時期に、というのはありました。一日も早く復帰したいというだけで、できることはめちゃくちゃやりました。何もしなかった日は一日もないですね」と振り返り、「心配してくださっている方もたくさんいて、励ましの言葉もうれしかったです。レースで何とかいいパフォーマンスをしてという気持ちが強いです」と力を込めた。

 まずは今週。復帰即G1制覇となれば、大きな盛り上がりを見せるに違いない。エコロヴァルツは栗東坂路でタイセイランナー(3歳1勝クラス)を前に置いてリズム良く追走すると、最後は3馬身先着した。時計は4F54秒6-39秒6-12秒3。「元気でしたね。能力の高い馬だと思います。フットワークもいい馬で素質を感じます」と手応え十分だ。他にも土曜中山11RターコイズS(ソーダズリング)など楽しみな鞍がある今週末。名手が高々と復活ののろしを上げてみせる。

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