◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山・芝2500メートル)＝12月19日、栗東トレセン

　今年の目黒記念で重賞初制覇のヒートオンビート(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎、父キングカメハメハ)は、CWコースで1ハロン15秒ペースで流し、調整を終えた。体も引き締まり、出来は良さそうだ。大江助手は「順調ですね。食欲もいい感じで、いつもよりも旺盛です」とうなずいた。

　今回の豪華メンバーの中では実績でやや見劣るが、昨年の天皇賞・春では4着と常に相手なりに走れるしぶとさが持ち味だ。「今回は帰厩してから、テンションが高ぶることもないです。いい状態ですし、この相手でどこまでやれるかですね」と同助手。今年好調の坂井瑠星騎手との初コンビで、大一番に挑む。