お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が8日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、正月競馬で的中させた高額配当金すべてを能登半島地震で被災した石川県に全額寄付したことを明かした。

　自身のYouTubeチャンネル「粗品のロケ」を同日に更新。粗品は「今年どうしようかなと思ったんですけど、金がなさすぎると。借金がね、一応今、1億弱あるんですよ。吉本にも残り2500万円くらいですかね」などとこぼしながら、「ちょっともう一撃で返さなあかんなということで、今回大穴の馬券を。これ僕がきょう買った馬券なんですけど」と示した買い方は、すべてが高額配当狙い。11個のレースに総額213万円を投資した。

　高額配当金をゲットしたレースは、6日の中山競馬4R(3歳新馬)。1着に11番人気の(4)マコトタイガ、2着に13番人気の(5)ラブラドライト、3着に6番人気の(2)タイキオナードが来る大波乱の決着で、3連単の配当は241万2370円。粗品は3連単フォーメーション1着(4)(5)―2、3着(2)(4)(5)(6)(7)(9)(10)(13)(15)の計112点を各1000円の投資総額11万2000円で的中。思わぬ高額配当に粗品は「ほんまやばい」を連呼するなど終始興奮する様子を見せた。

　粗品は「2412万3700円の使い道なんですが…」と一呼吸おいてから、「えー、寄付します」とコメント。「俺が持っててもしゃあないもん、どうせキモイ使い方してゼロになりますからね。それなら寄付した方がええわ」とあっさり寄付を決断した。そして、今回の能登半島地震で石川県が受け付けている災害義援金口座に全額振込。1日の限度額が1000万円のため、3日に分けて振り込みを済ませた画像のスクリーンショットをXで公開している。

　この全額寄付にXでは「2400万円」「全額寄付」「粗品さん」などがトレンド入り。フォロワーからも「泣けるぐらいカッコ良いやん」「カッコよすぎる」「素直に感動したわ」「シンプルに泣いた」「税金気にせず全額寄付するの神すぎて好き」「使い道エグすぎて一生推せる」「後世に語り継がれる神回」「こいつ以上に常に世間に笑いと感動と援助を届けてくれる人間いるんか？」など称賛の声が相次いだ。