【若駒S】サンライズジパング最後方から豪快差し切り 武豊騎手に18年ぶり最多8勝目プレゼント

スポーツ報知

2024年01月21日(日) 06:00

最後方から一気に前をとらえたサンライズジパング(手前、カメラ・高橋 由二)

若駒S(1月20日、京都・芝2000メートル、重)

 若駒S・リステッドが20日、京都競馬場で行われ、単勝1番人気のサンライズジパングが力強い末脚で豪快に差し切った。鞍上の武豊は05年にディープインパクトと制したクラシックへの出世レースで18年ぶりのVとなった。

 大外から飛んできた。4角では手綱を押されても最後方。絶望的な位置だったが、直線で突然目覚めた。武豊が左ステッキを振り下ろすたび、ギアを上げるように加速。内で必死に踏ん張るミカエルパシャをラスト50メートルでとらえると、最後は追わずに1馬身3/4差をつけた。

 「ダメかと思ったわ。直線に入って、ムチを入れてからはいい反応をしてくれた」と鞍上は冷静に分析。ダートの未勝利Vに続く騎乗時2戦2勝と好相性で、同レース最多となる8勝目をプレゼントしてくれた相棒を「ポテンシャル高いんですよ」とたたえた。

 昨秋のJBC2歳優駿で2着。本来は砂の交流重賞路線を使うはずだったが、昨年暮れの全日本2歳優駿と今週17日のブルーバードCは賞金面で出走できなかった。しかし、芝に矛先を向けた昨年末のホープフルSで3着に入り、今回も快勝。答えは出た。「ダートに使おうと思っても(除外などで使えず)芝の方、芝の方に行ったのにね…。皐月賞(4月14日、中山)までは間隔が空くので、(報知杯)弥生賞(ディープインパクト記念・3月3日、中山)か若葉S(同16日、阪神)を使えれば」と来年2月で定年引退の音無調教師は笑顔で説明。当面の“二刀流”を封印したキズナ産駒がラストクラシックを彩っていく。(山本 武志)

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