ターフを去って約2カ月、もう一つ勲章が加わった。スイスの時計メーカー、ロンジンとIFHA(国際競馬統括機関連盟)は23日、英国の首都ロンドンのサヴォイホテルで2023ロンジンレーシングアワードセレモニーを開催し、ワールドベストレースホースとワールドベストレースを発表。昨年11月26日のジャパンカップでG1・6連勝を飾って引退、種牡馬入りしたイクイノックス(牡5、父キタサンブラック)が135ポンドで23年のレーティング世界1位に輝き、1～4着馬の平均値(牝馬は4ポンド加算)で決まるワールドベストレースもジャパンカップに決まった。

　世界中のファン、ホースマンに改めて存在感をアピールする今回の受賞。表彰式に合わせ、吉田正義JRA理事長、シルクレーシングの米本昌史代表、木村哲也師、クリストフ・ルメールらがロンドン入りした。

　▼米本昌史シルクレーシング代表　このような素晴らしい場で表彰していただき大変光栄です。生産、育成、調教などでこの馬に携わってくださった皆さま、騎乗してくださったジョッキー、ファンや会員の皆さまと喜びを分かち合いたいと思います。また、今回ジャパンCを評価していただき、これは一朝一夕にはいかないものだと思いますし、これまで日本の競馬の発展に尽力された方々に感謝し、尊敬の気持ちを抱いています。