【POG】すみれSで連勝へ ヴィレム「自分の競馬ができれば楽しみ」(栗東発)

デイリースポーツ

2024年02月17日(土) 11:55

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週は中内田厩舎が6戦4勝の固め打ち。全国リーディング4位に浮上した(先週終了時点)。10日のデイリー杯クイーンCグレナディアガーズの半妹クイーンズウォーク(牝)がV。道中は後方を追走し、4角で外へ持ち出すと一気に加速。ダイナミックかつ長くいい脚で差し切った。未勝利V直後の重賞挑戦、初の遠征競馬、千六、左回りなどの課題をクリアし、能力の高さを披露。次走は『桜花賞(4月7日・阪神、芝1600m)を目指します』とサンデーレーシングのホームページで発表された。

 同日東京の3歳1勝クラス(芝1400m)は、僚馬ソンシ(牡)が中団追走からメンバー最速タイの上がり3F33秒0の末脚で抜け出し、2着に3馬身差をつけて押し切った。これで東京芝1400mは2戦2勝。次走は未定だが、NHKマイルC(5月9日・東京、芝1600m)で見てみたい一頭だ。

 来週のすみれS(24日・阪神、芝2200m)を予定する有力馬2頭の1週前について。A・ルメートルJで臨むヴィレム(牡、藤原)は、芝2000mで2、1着。立ち回りが上手で、安定した走りを見せている。田代助手は「レース経験を積むごとに素軽さが出て良くなっているし、馬体も徐々に締まってきた。スッといい位置につけられるセンスの良さがあり、1F延びる点も全く問題ない。自分の競馬ができれば楽しみ」と連勝を意識する。

 ウィープディライト(牡、池添)は松山Jでスタンバイ。前走の未勝利戦(京都芝2200m)では、好位追走からしぶとさを発揮。外から追い込んできた2着馬を鼻差しのいで初Vを決めた。1週前は主戦を背に栗東CWで併せ馬。6F81秒3-37秒6-11秒6をマークし、僚馬チェルビック(3歳未勝利)に2馬身先着を決めた。「ジョッキーは『いい動きでした』と。まだ緩さは残っていますが、使いながら馬はどんどん良くなっています」と師の感触は上々。長くいい脚を使える持ち味を生かして上位進出を狙う。(馬サブロー栗東支局・塩手)

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