【天皇賞(春)】和田竜二騎手がテイエムオペラオー以来の23年ぶり3勝目なるか 伏兵プリュムドールで一発狙う

2024年04月24日(水) 17:40

GI初制覇を目指すプリュムドール(昨年11月撮影、ユーザー提供:まるさん)

 23年ぶりの戴冠なるか。29年目のベテラン・和田竜二騎手が、プリュムドール(牝6、栗東・奥村豊厩舎)で天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)に参戦する。

 和田竜二騎手は96年にデビュー。福永祐一調教師や柴田大知騎手古川吉洋騎手と同期となる。ここまでJRAで1496勝。重賞は50勝、GIは8勝している。

 天皇賞(春)には悲喜こもごもの思い出がある。これまで19回参戦。00年と01年には「生涯最良のパートナー」テイエムオペラオーで連覇を達成。05年には14番人気の伏兵ビッグゴールドで2着に食い込み、穴党を喜ばせた。一方、近3年はディープボンドで3年連続の銀メダル。特に21年と22年は1番人気での2着とあって、悔しさが募った。

 今年はプリュムドールとコンビを組む。一昨年のステイヤーズSの2着馬。その後、約11カ月の休養を余儀なくされたが、復帰してから3戦、徐々に着順を上げている。特に和田竜二騎手と初コンビとなった前走の阪神大賞典は、中団から渋太く脚を使って1秒差の4着。勝ったテーオーロイヤルは別格だったが、2着とは僅かに0秒2差で、まだまだ衰えていないことを示した。今回はGI初挑戦。勝てば53年のレダ以来、71年ぶりの牝馬V、そして父ゴールドシップに続く父仔制覇となる。

 和田竜二騎手は2戦連続2回目のタッグなので、コンタクトも深まるはず。23年ぶりの春の盾制覇を目指し、自慢の豪腕で追って、追って、追いまくってほしい。

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