【日本ダービー】ルメール「ポテンシャル高い」2週連続Vで07年ウオッカ以来の牝馬制覇に導く

スポーツ報知

2024年05月22日(水) 06:00

17年ぶりとなる牝馬制覇を目指すレガレイラ

◆第91回日本ダービー・G1(5月26日、東京競馬場・芝2400メートル)

 第91回日本ダービー・G1(26日、東京)は、07年ウオッカ以来の牝馬Vを目指すレガレイラがエントリー。手綱を執るルメールはオークス(チェルヴィニア)に続く2週連続Vが懸かる。

  レガレイラにとっては07年のウオッカ以来、17年ぶりとなる牝馬制覇に注目が集まる一戦。「ポテンシャルは高い」と断言するルメールは先週のオークスを制して上り調子で、自身も17年のソウルスターリングレイデオロ以来、7年ぶりの2週連続制覇を狙っている。

 桜花賞2着からの臨戦だったウオッカとの違いは、早い時期から中距離にこだわって使われ、2歳時も阪神JFではなくホープフルSを選択して結果を出したことだ。ルメールは「デビュー戦を勝ったときはまだ子供だったが、成長してきている。皐月賞もラスト200〜300メートルはよくきていた」と、上がり最速タイ(3ハロン33秒9)をマークした前走6着に悲観はしておらず、けがから復帰して満を持してのコンビ再結成となる。

 先週は美浦トレセンに駆けつけ、1週前追い切り(Wコース7ハロン97秒4―11秒4)に騎乗。「元気が良さそう。無理しないで追い切りをすることができた。ずっと楽な手応えだった。皐月賞は休み明け。ここ2週で良くなってきたみたい」と好感触だった。

 凱旋門賞・仏G1(10月6日、パリロンシャン競馬場)への登録が明らかになったが、ルメールは目の前の大一番に集中していた。「ダービーでいい競馬をしないといけない。その先の話は終わってから。ステップバイステップです」ときっぱり。牝馬Vの快挙へ、油断も慢心もない。(西山 智昭)

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