開幕週にも新種牡馬の産駒続々 サートゥルナーリア産駒には良血馬も

2024年05月30日(木) 18:47 0 5

初年度産駒をデビューさせるサートゥルナーリア(19年4月撮影、ユーザー提供:masaさん)

 開幕週は新種牡馬に注目だ。昨年はブリックスアンドモルタル産駒のテラメリタ、一昨年はサトノダイヤモンド産駒のダイヤモンドハンズが開幕週に勝利。というわけで、今年もこの週に狙いを定めてきた新種牡馬の産駒を紹介したい。

 最も盛り上がりそうなのは日曜東京5Rの2歳新馬(牝、芝1600m)だ。最初に取り上げたいのはサートゥルナーリア産駒のクライスレリアーナ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)。母シユーマは12年に英G1のサンチャリオットS、加G1のE.P.テイラーSを制した名牝。ここまで3週連続で併せ馬をこなし、時計も水準以上とあって、態勢はきっちりと整っている。鞍上は父の主戦を務めたルメール騎手でもあり、大いに期待できる。

 サートゥルナーリア産駒はもう1頭、エストゥペンダ(牝2、美浦・高柳瑞樹厩舎)もエントリーしている。こちらは1カ月以上をかけて、入念に乗り込まれてきた。鞍上は川田将雅騎手だ。

 これに待ったをかけるなら、アドマイヤマーズ産駒のエンブロイダリー(牝2、美浦・森一誠厩舎)だろう。母は16年の忘れな草賞を制したロッテンマイヤー。曾祖母は95年の阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジ、近親にはブエナビスタジョワドヴィーヴルがいる血統馬。1週前にWコースで6F81秒6、1F11秒1の好時計をマーク。鞍上もモレイラ騎手だけに上位争いは間違いない。

 この他のレースでも、日曜京都5Rの2歳新馬(芝1400m)にシスキン産駒のキトンインザスカイ(牝2、栗東・高野友和厩舎)、タワーオブロンドン産駒のレイピア(牡2、栗東・中竹和也厩舎)、日曜東京6Rの2歳新馬(芝1400m)にナダル産駒のカルデライト(牝2、美浦・森一誠厩舎)などが出走を予定している。新種牡馬の産駒でJRA勝ち上がり第一号となるのはどの馬か、大いに注目したい。

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