【東京ダービー注目馬】3歳ダート王者の座はどの馬に 1着賞金1億円を争う大一番

2024年06月05日(水) 11:45 3 34

ユニコーンSを制したラムジェット(c)netkeiba

 大井競馬場で6月5日(水)に行われる東京ダービー(3歳牡牝・JpnI・ダ2000m)。昨年までは南関東ローカル重賞として実施していたが、今年からダートグレード競走に格上げ。1着賞金も1億円に倍増され、ダート三冠競走の二戦目に組み入れられた。

 羽田盃アマンテビアンコ、岩手7戦7勝のフジユージーンが回避したのは残念だが、頭数はフルゲートが揃った。既存勢力にユニコーンS組やトライアル組が挑む格好で、力比較が勝負の分かれ目になりそう。激戦の先に「3歳ダート王者」の座をつかむのはどの馬か。発走は5日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

ラムジェット(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)

 3戦目のオキザリス賞こそ9着と崩れたが、続く寒椿賞で巻き返すと、ヒヤシンスSユニコーンSと距離を延ばしつつ3連勝。前走は終始追っつけ通しの競馬で、3-4コーナーもかなり外を回ったが、2馬身半差の完勝だった。長く使える末脚と、追走が楽になる点から、大井2000mはドンピシャ。連勝中の勢いそのままに戴冠を狙う。

アンモシエラ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)

 デビュー4戦目に初白星を挙げると、続くもちの木賞を連勝。ホープフルSは不慣れな芝競走とあって崩れたが、ダートに戻ってブルーバードCで重賞初制覇を飾った。その後も京浜盃羽田盃でともに2着と見せ場。前2走で先着を許したサントノーレアマンテビアンコが不在の今回、JpnIタイトル獲得へ最大のチャンスだ。

シンメデージー(牡3、高知・打越勇児厩舎)

 昨年暮れから無傷6連勝中。前々走の土佐春花賞を単勝元返しの支持に応えて制すと、続く西日本クラシックで初遠征。兵庫三冠初戦の菊水賞を制したオーシンロクゼロが人気を集めたが、終わってみれば同馬に3馬身半差を付ける圧勝だった。西日本トップクラスの素質馬が、JRAや南関東所属馬に対してどんな走りを見せるか。

フロインフォッサル(牡3、船橋・山下貴之厩舎)

 重賞初挑戦のニューイヤーCは離れた5着だったが、続く雲取賞でもJRA勢とサントノーレに続く5着とまずまずの結果。前走の羽田盃はいつも通り後方待機策から末脚を伸ばし、上位に離されはしたものの、最低人気を覆して3着に激走した。決め手は上位。展開に左右される面はあるが、今回も無欲の直線勝負で上位食い込みも。

 そのほかにも、羽田盃は不利が痛かったハビレ(牡3、美浦・武井亮厩舎)、トライアルの東京湾Cを制したマコトロクサノホコ(牡3、船橋・川島正一厩舎)、珍名馬としても注目集めるイモノソーダワリデ(牡3、大井・須田和伸厩舎)などが出走を予定している。

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