6月13日は鉄人の日! とにかくタフだった“名馬”2頭を紹介

2024年06月13日(木) 07:30

過酷なローテーションを耐え抜いたオグリキャップ(90年6月撮影、ユーザー提供:ぼっこさん)

 6月13日は「鉄人の日」だ。87年のこの日、広島東洋カープの衣笠祥雄選手が、2131試合連続出場の世界記録を達成したことに由来している。そこで今回は「鉄人」と形容できる走りを見せた名馬2頭、オグリキャップステイゴールドを紹介したい。

 オグリキャップタフネスぶりはローテーションを見れば一目瞭然だ。とりわけ凄かったのは4歳秋である。始動戦だった9月のオールカマーを快勝すると、ここから中2週が続く。毎日王冠イナリワンとの一騎打ちをハナ差で制すと、続く天皇賞(秋)スーパークリークからクビ差の2着。そしてマイルCSでは内から迫るバンブーメモリーをハナ差抑え、2つ目のGIタイトルを獲得した。さらにここからジャパンCに連闘で参戦。世界レコードで駆けたホーリックスからクビ差の2着に食い下がったのだ。その後、中3週の有馬記念は1番人気で5着に敗退したが、ジャパンCまでの奮闘はどれだけ称賛の言葉を並べても足りない。

 もう1頭、ステイゴールドは息の長い活躍が光った。2歳12月のデビューから7歳12月のラストランまで全50戦。その間、最も長いレース間隔でも3カ月半と、休みなく走り続けた。さらにGIが20戦、GIIが17戦と、ハイレベルで戦い続けたことも忘れてはならない。ラストランで悲願のGI初制覇となった香港ヴァーズは、今では珍しいジャパンCから中2週での臨戦。こういった過酷な状況でも能力を発揮できる心身の逞しさは、産駒のオルフェーヴルゴールドシップオジュウチョウサン、さらには孫のマルシュロレーヌなどにも伝わっている。

 今回は紹介できなかった馬でもタフだった馬はたくさんいる。鉄人の日はそんな馬たちに思いを馳せたい。

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