◆エリキング(14日・竹村)

　エリキング(牡2歳、栗東・中内田、父キズナ、母ヤングスター)が水曜日、栗東CWで併せ馬を行った。バランスの取れた好馬体で、ストライドが大きいダイナミックな走り。併走相手の内につけると、ラストは鋭く脚を伸ばして1F11秒2をマークした。先月下旬から順調にピッチを上げ、確実に攻め気配は上向いている。1歳セレクトセールで2億1000万円(税抜き)の値がついた高額馬。実戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。23日の京都芝1800mを川田騎手でデビュー予定。

◆パワースナッチ(14日・石渡)

　デビューした姉2頭がしっかりと勝ち上がっているパワースナッチ(牡2歳、美浦・武市、父ブリックスアンドモルタル、母スナッチマインド)が入厩。本日、美浦坂路を軽めのキャンターで登坂。まだ全体的に緩さが残っているが、力強いフットワークは好印象。今後の動向に注目したい。

◆メルキオル(14日・矢野)

　ナダル産駒のメルキオル(牡2歳、栗東・松永幹、母サングレアル)は、22日の京都5R(芝1400m)に川田騎手でデビュー予定。祖母は95年の阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジだが、その産駒にはGI馬のブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルだけでなく、重賞ウイナーがズラリ。母も14年のフローラSの勝ち馬という注目の血統だ。「体もちょうどいいサイズで、走ってきそうな雰囲気がある。距離はもう少しあってもいいくらいだが、いいスピードがあるし、操縦性も高い」と師も楽しみな様子。

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