騎手の藤田菜七子(26)が10日、JRA職員との結婚を発表した。昨今の“女性騎手のパイオニア”的存在の藤田の結婚に、競馬界から祝福の声が上がっている。

　所属事務所のホリプロによると、共通の知人を交えての食事会で知り合い、23年秋から交際がスタート。結婚後も現役を続ける予定。

　人気騎手の結婚に、競馬関係者から祝福の声が続々と上がった。同じ女性騎手として活躍する今村聖奈は、インスタグラムに藤田ら女性騎手のドレスアップ集合ショットを公開し「女性騎手として、憧れであり、尊敬している菜七子さんの嬉しいご報告が私はとっても嬉しいです」と投稿。「菜七子さんと一緒に競馬界を盛り上げていけるように頑張ります！どうか温かいご家庭を築かれてください」と呼びかけた。

　また、テレビ東京「開運　なんでも鑑定団」競馬グッズ鑑定士としておなじみの、競馬グッズ専門店「馬小屋」の店長はSNSを通じ「藤田菜七子騎手ご結婚だそうで　さらなる活躍を期待してお祝いしたいです　おめでとうございます！！」と祝福した。

　競馬好きとして知られる演出家・映像クリエイターの片岡K氏は「菜七子ケコーンかよ。今日はもう寝よう」とユーモアを交えてつぶやいた。

　藤田は16年にデビューし、18年にはJRA女性最多勝利記録となる27勝をマーク。19年に女性騎手として初のJRA重賞制覇を果たした。ここまで女性騎手最多の164勝を挙げている。

　◇藤田　菜七子(ふじた・ななこ)1997年(平9)8月9日生まれ、茨城県出身。16年3月5日、美浦・根本厩舎からJRAデビュー。同年4月10日の福島9Rサニーデイズで初勝利(51戦目)。1メートル57、45キロ。血液型A。趣味は寝ること、読書。