騎手の藤田菜七子(26)が10日、JRA職員との結婚を発表した。所属事務所のホリプロによると、共通の知人を交えての食事会で知り合い、23年秋から交際がスタート。結婚後も現役を続ける予定。

　藤田は小学生のときにテレビ中継で見た競馬に魅了され、騎手を志した。2013年に競馬学校第32期生として入学し、卒業後の2016年に騎手免許を取得。16年ぶりに誕生した女性騎手としてデビューした。

　18年にはJRA女性最多勝利記録となる27勝をマーク。19年に女性騎手として初のJRA重賞制覇を果たした。ここまで女性騎手最多の164勝を挙げており、女性騎手のパイオニア的存在としてメディア露出も多い。

　愛らしいルックスでも人気を博し、18年には黒髪の似合う著名人を選出する「柳屋あんず油」Presents第3回黒髪美人大賞を受賞。始球式などのセレモニーにも引っ張りだこで“美人騎手”としても世間の関心を集めた。

　◇藤田　菜七子(ふじた・ななこ)1997年(平9)8月9日生まれ、茨城県出身。16年3月5日、美浦・根本厩舎からJRAデビュー。同年4月10日の福島9Rサニーデイズで初勝利(51戦目)。1メートル57、45キロ。血液型A。趣味は寝ること、読書。