8月11日の札幌5R・2歳新馬(芝1800メートル)でデビュー予定の良血馬のラルガメンテ(牝、美浦・尾関知人厩舎、父ドゥラメンテ)が8月7日、札幌競馬場の芝コースで追い切った。3頭併せの真ん中からスタートして、4コーナーでは少しもたつきながらも、そこから徐々に加速して最後は外ディナトセレーネ(4歳1勝クラス)ときっちりと併入に持ち込んだ。

　19、21年の香港ヴァーズを制したグローリーヴェイズの半妹という血統で、その素質に注目が集まる。手綱を執った横山武史騎手は「まだ走るフォームとか脚の出方などが良くないです。体力はありそうですけど」と物足りない様子だったが、尾関調教師は「ジョッキーは頼りなさがあるからか期待を含めて辛口でしたが、この時点でもどこまでやれるか。もともと体付きや気持ちが幼くて、きょうだいは基本的にデビューが早くないけど、ここまで順調にきています」と語った。