初年度産駒が上々デビューのタワーオブロンドン GI獲りへ輝き放った5年前の9月

2024年09月05日(木) 07:30 4 11

19年のスプリンターズSを制したタワーオブロンドン(撮影:下野雄規)

 新種牡馬タワーオブロンドンの産駒が好調だ。先週までに5頭が勝ち上がり、小倉2歳Sではアーリントンロウが3着、レイピアが4着と短距離戦線で注目のサイアーとなっている。そんなタワーオブロンドンが最も輝いたと言える19年9月の2戦、セントウルSスプリンターズSをプレーバックする。

 2歳から重賞戦線で活躍していたタワーオブロンドン。4歳夏は北海道に滞在し、函館スプリントSが3着、キーンランドCが2着。ここからスプリンターズSに向かうかと思われたが、中1週でセントウルSに参戦した。同年の高松宮記念覇者のミスターメロディを抑えて1番人気に推された一戦。やや立ち遅れて中団後ろからの競馬となったが、直線でグイグイ伸びて差し切り。1分6秒7のレコードで重賞4勝目を挙げるとともに、サマースプリント王者に輝いた。

 こうやって勢いに乗り、迎えたのが大目標のスプリンターズSだった。主戦のC.ルメール騎手が同厩舎のグランアレグリアに騎乗するため、乗り替わりが予定されていたが、グランアレグリアが左前脚の蹄の炎症で回避。ルメール騎手の継続騎乗となった。レースはスタートを決めて中団追走。いつものように直線で脚を伸ばすと、1番人気のダノンスマッシュに伸び勝ち、そして逃げ粘る3番人気のモズスーパーフレアを捕らえ、待望のGI初制覇を果たした。

 その後は勝ち星に恵まれなかったものの、20年12月の現役引退後は北海道日高町のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにスタッドイン。初年度から多くの繁殖牝馬を集め、日高の人気種牡馬となっている。いつの日か、父仔2代のGI制覇を果たす馬が出てくることを期待したい。

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  • ふそうさん

    2024/9/5 9:07

    馬名をタップしたら海外のステイヤーの方のタワロンに飛ぶやないかい!

  • PrPrさん

    2024/9/5 11:43

    レース名が馬名に置き換わったり、当該年のレースが表示されなかったりは
    CMSの性質上まだ許せるが馬名が正しいものに表示されないのは流石にどうかと思う

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