【ローズS】レガレイラ 初の牝馬限定戦で強さみせる 体大きくなってぐんと調子上昇 太田助手「気持ちの面でもゆとり出た」

デイリースポーツ

2024年09月10日(火) 06:00

 自身初の牝馬限定戦で久々の重賞Vを狙うレガレイラ=撮影・園田高夫

 「ローズS・G2」(15日、中京)

 秋の大舞台を前に“進化”を問われる一戦だ。昨年のホープフルSを制し、今年の春は皐月賞、ダービー出走したレガレイラが秋は秋華賞に照準を合わせ、前哨戦のローズSに登場する。

 76年ぶり3頭目の牝馬制覇を目指した皐月賞は行き脚がつかずに後方からとなり、しまいは伸びたものの6着。続くダービーは出遅れて後手に回り、上がり3F33秒2の脚を使って追い上げたが、前残りの展開で5着と掲示板を確保するのがやっとだった。太田助手は「スタートの遅れは仕方ない。ゲートを(普通に)出るにこしたことはないんだけど。でも、最後はいい脚を使っていた」と冷静に振り返る。

 今度こその思いだ。夏場は放牧で充電期間に充てて、今回の復帰戦へ向け調整は順調そのもの。同助手は「体が大きくなってきて、歩様の硬さは相変わらずでも、(1週前から)ぐんと調子を上げてきた」と上昇を喜ぶ。気性的な成長についても「春と比べてズブさが出てきたのかな。勘のいい馬なので競馬に行けば違うと思うけど。体が大きくなって、気持ちの面でゆとり出たのかなというのも、少なからずあると思う」と手応えを口にする。

 初の牝馬限定戦でどれだけの強さを見せるか。「厩舎でも期待している馬でもあるし、いい形で秋を迎えたい」と期待は大きい。勝って最高の形で秋の大一番へと駒を進めてみせる。

 〈1週前診断〉美浦Wで8F108秒8-11秒5(強め)。長めから追っても走りにブレはなく、最後まで勢いたっぷりの伸び脚。追っての反応、時計も優秀で、ケイコの動きは文句なし。

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