【愛チャンピオンS】シンエンペラー健闘3着に矢作調教師「十分通用する」凱旋門賞へ手応えつかんだ

スポーツ報知

2024年09月14日(土) 23:29

シンエンペラー

◆アイリッシュチャンピオンS・G1(9月14日、アイルランド・レパーズタウン競馬場・芝2000メートル、8頭立て)

 日本から出走した坂井瑠星騎手騎乗のシンエンペラー(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)は3着。地元アイルランドのAオブライエン勢など強敵相手にG1初制覇を狙い、日本馬にとっては2019年のディアドラ(4着)以来2度目の挑戦だった。道中4番手から直線に入り、ゴール前はロスアンゼルス(牡3歳、Aオブライエン厩舎、父キャメロット)と馬体を併せての追い比べで3着争いを制した。

 同馬は2020年の凱旋門賞ソットサスを全兄に持つフランス産馬。矢作調教師が1歳時の2022年仏アルカナ社セールで高く評価し、藤田晋オーナーが210万ユーロ(約2億9000万円)で落札した。翌年の11月に東京でのデビュー戦を3馬身差で快勝すると、続く京都2歳Sで重賞初制覇。その後は勝利こそなかったが、ホープフルS2着や日本ダービー3着など一線級で常に上位争いを続け、今回は海外初遠征に臨んでいた。

 この後は凱旋門賞・G1(10月6日、仏ロンシャン競馬場・芝2400メートル)を予定。もともとが叩き良化型と見込んでの欧州転戦だけに、使った上積みを見込める本番で大仕事を狙う。坂井騎手は「厳しいレースでしたが、決して悲観する内容ではなかったです。残念ですけど、凱旋門賞へ僕自身も成長して行きたい」と前を向くと、矢作調教師も「日本で状態を上げられなくて、7割か8割で頑張ってくれた。悔しいのは確かだけど、次に向けてはいいレースだと思います。適性のある馬を連れていけば十分通用するな、という手応えをつかみました」と語った。

 勝ったのは重賞連勝中だった英国のエコノミクス(牡3歳、Wハガス厩舎、父ナイトオブサンダー)。勝ちタイムは2分3秒2。これがG1初勝利になった。2着はG1・6勝を誇るディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡4歳、Aオブライエン厩舎)だった。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す