初日の最高額はアンジェリーブル2023(牡、父ミスターメロディ)の2500万円
先週末は中山競馬場を訪れ、9月16日は北海道に戻り、札幌競馬場へ出向いた。中山競馬場は最高気温が34度を記録し、湿度も高く、まだ夏競馬の延長戦という印象。それに引き換え、札幌はカラッとしていて、最高気温は24度。かつてのように、この時期まで競馬開催が行われていれば…と思ってしまう。2週前のコラムでも述べたが、避暑対策として
JRA北海道シリーズの開催を以前に近い形に戻すことをを真剣に考えるべきだと思う。
さて、北海道新ひだか町静内の北海道市場で9月17日、セプテンバーセールが開幕した。9月19日まで3日間、1日平均で約190頭が上場される。17日は売却率は79・06%(前年の初日比較で11・1%増)、売却総額は7億3440万円(同比7800万円増、金額はすべて税別)と、セレクションやサマー以降の好況が続いた。
初日の最高額は、
アンジェリーブル2023(牡、父
ミスターメロディ)の2500万円で、小松芳子氏が落札した。
ミスターメロディは初年度産駒となる2歳世代が現在、
ファーストシーズンサイアーランキングで総合5位、2歳リーディングサイアーランキングは総合10位と上々の滑り出しを切っている。
アンジェリーブル2023は初仔だが、叔父に
JRA2勝の
スリーエクスプレスがいる。また、牝馬の最高額は、
ワイルドゲッツ2023(牝、
父シニスターミニスター)の1550万円で、野田政義氏が落札した。半兄に中央5勝の
エクスパートランなどがいる。
シニスターミニスターの人気は相変わらずで、セリの終盤ながら活発な競り合いとなった。
来週の当欄でセプテンバーセールを総括する。(競馬ライター)
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