◆第72回神戸新聞杯・G2(9月22日、中京・芝2200メートル、3着まで菊花賞優先出走権)追い切り＝18日、栗東トレセン

　毎日杯覇者のメイショウタバル(牡3歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)は、浜中俊騎手を背にCWコースを単走。序盤の落ち着いたペースでも折り合いを欠くことはなく、淡々とペースを刻んだ。ラストは全身を使って伸び、6ハロン85秒2―11秒8。浜中騎手は「この馬なりには道中落ち着いて走っていた。フレッシュになっているぶん、メンタル的にも気負い過ぎていない」とうなずいた。

　皐月賞はハイペースで逃げて最下位の17着。日本ダービーは挫石で出走取消と、無念が続いた。「競馬に行って、折り合い良く、この馬なりに我慢してレースができれば」と鞍上。菊花賞に向けて、ここで弾みをつける。