◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル)1週前追い切り＝9月20日、栗東トレセン

　高松宮記念に続くスプリントG1春秋連覇を狙うマッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ダークエンジェル)は主戦の坂井瑠星騎手が騎乗して、CWコースでの単走だった。しまいをしっかりと動かす形で、6ハロン82秒4―10秒9と上々の伸び脚。坂井騎手は「いつも通り、1週前追い切りで負荷をかけました。これでもう一段、上がってくると思います」と手応えを口にした。

　春は高松宮記念の後、香港でのチェアマンズスプリントプライズで11着と大敗した。今回はそれ以来の復帰戦となる。池添調教師は「1週前でしっかりめにやりました。体を使って、動けていました。当週も坂路で坂井騎手に乗ってもらいます」と説明。巻き返しを期す一戦へ、万全の態勢を整えていく。