【POG】良血ミッキーマドンナは芙蓉Sかサフラン賞へ(美浦発)

デイリースポーツ

2024年09月21日(土) 13:49

ミッキーマドンナ

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週は3日間開催で2歳戦も多かったですね。まずは振り返りからスタートしていきます。

 まずは注目を集めていた16日の中山芝1800mの新馬戦。フォーエバーヤングの異父妹ブラウンラチェット(牝、手塚)が好位からきっちり抜け出して勝利を収めました。後続をもう少し離すと思って見ていましたが、まずは勝ち上がることが大事ですからね。線が細い牝馬なので、これからたくましくなってほしいです。次走は未定。

 同日の中山芝1600mの新馬戦はレーヴブリリアント(牡、田中博)が勝利。こちらも決して大きくありませんが、抜け出してきっちり勝ち切りましたね。祖母がリリサイドリスグラシューの近親という成長力がある血統ですので、今後の活躍に期待です。

 15日の中山芝1600mの新馬戦ではレイユール(牝、手塚)がはじけましたね。姉にシンリョクカがいる堅実に走る血統ですね。姉のインターミッションと同じく体は決して大きくありませんが、今後が楽しみになる勝ち方でした。次走はひと息入れて東京開催の後半になりそうです。

 14日の中山芝2000mの新馬戦を勝ったのはイブニングタイド(牝、林)。2着サトノラポール(牡、鹿戸)のたたき合いは見どころ十分でしたね。この距離で勝ったので来年のオークス候補ですかね。次走も楽しみです。

 14日のダート1800mの新馬戦はバギーウィップ(牡、萩原)が単勝1・8倍の支持に応えました。馬格があって父ナダルのイメージ通りパワフルな走りでした。ダート路線での活躍に期待したいですね。

 8月の札幌で新馬戦を勝った良血ミッキーマドンナ(牝、堀)は芙蓉S(28日・中山、芝2000m)かサフラン賞(29日・中山、芝1600m)を鞍上モレイラで予定。

 ナミュールの半妹ブルージュ(牝、栗田、父ブリックスアンドモルタル母サンブルエミューズ)も調整は順調。10月5日の東京芝1600mでのデビューを予定している。

 18年オークス2着などトップ戦線で活躍したリリーノーブルを母に持つデンクマール(牡、田中博、父モーリス)は推定馬体重560キロの超大型馬。10月14日、もしくは10月20日の東京芝1800mでのデビューを予定している。このまま順調にいってほしいですね。(馬サブロー美浦支局・木村)

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