【オールカマー】レーベンスティール 一瞬の間隙突いて重賞3勝目 ルメール太鼓判「G1レベル」いざ秋盾へ

デイリースポーツ

2024年09月23日(月) 06:00

 アウスヴァール(左)とリカンカブール(右)の間を割るレーベンスティール(中央)

 「オールカマー・G2」(22日、中山)

 人馬ともにその力を存分に示した。1番人気のレーベンスティールが、前走のエプソムCに続く重賞3勝目を達成。序盤はアウスヴァールがハナを切り、前半5F通過が61秒0という今の中山の高速馬場を考えると“超スロー”とも言える逃げ。向正面まで多少掛かったが、好位を確保して引っ張り切りの手応えで直線の追い比べに臨んだ。

 逃げ馬の直後にはリカンカブール。鞍上のルメールは相棒とともにその真後ろにいた。インに潜り込むアクションを見せると逃げ馬が内を締める。前2頭の間に半頭分、一瞬の間隙(かんげき)に鼻面を割り込ませた。一気にギアを上げて抜け出すと、半馬身差でVゴールに飛び込んだ。「手応えがずっと良かったね。最後も内ですごくいい脚を使ってくれた」。名手は馬の力をたたえたが、詰まって3着に終わってもおかしくない展開を冷静に勝利へと導いた。

 同じルメールとのコンビで昨年のローシャムパークに続く連覇を果たした田中博師も「ヒヤヒヤしました」と正直に心情を語る。「ジョッキーがあそこを選択してくれて。もちろん馬の頑張りはありますが、難しい展開でした」。それでもきっちりと結果残してくれた人馬の奮闘に最敬礼だ。

 3歳時のセントライト記念と合わせ、中山芝2200メートルは2戦2勝だが、師は「中山が合っているとは思っていない。東京の千八とか二千がすごくパフォーマンスを出せる舞台と思っているので」と話し、優先出走権を獲得した天皇賞・秋(10月27日・東京)の舞台でこその馬と見込んでいる。ルメールも「G1レベルに行けます」と素質に太鼓判。無事に大一番へと駒を進められれば、次も主役の一角になる。

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