【地方競馬】船橋・日本テレビ盃 ウィリアムバローズがウシュバテソーロ撃破で交流重賞初制覇

デイリースポーツ

2024年09月25日(水) 21:12

 日本テレビ盃を制したウィリアムバローズ

 「日本テレビ盃・Jpn2」(25日、船橋)

 3番人気のウィリアムバローズが会心の逃げで交流重賞初制覇を決めて「第24回JBCクラシック・Jpn1」(11月4日・佐賀)への優先出走権をゲットした。1番人気のウシュバテソーロは中団から猛然と追い込んだものの、1馬身差届かず2着。3着に4番人気のメイショウハリオが入り、先行した2番人気のデルマソトガケは粘りを欠いて5着に敗れた。また、4着に入った5番人気のナニハサテオキが「第45回浦和記念・Jpn2」(11月20日・浦和)の優先出走権を得た。

 好スタートから迷いなしの主導権を奪ったウィリアムバローズのスピードが止まらない。逆に4角手前では後続との差が広がった。勝負の直線。追走した馬が離れて行く中で伸びてきたのはウシュバテソーロだった。それでもまだ余裕があった。ものすごい勢いで追い込んできた“世界の脚”を1馬身封じたところがゴールだった。

 「返し馬から行きっぷりが良く、先生とも話して行けるなら行こうと思っていました。イメージ通り」と坂井瑠はしてやったり。「最後は(ウシュバテソーロが)来るだろうと思っていたけど、直線を向いても反応が良かったので、これならしのいでくれると思ってました」と心地良い汗をぬぐった。

 重賞は1月の東海Sに続いて2勝目。6歳にしてメキメキと頭角を現してきた愛馬に上村師も「最後は二枚腰を使ってくれました。あれがこの馬のいいところ」と胸を張った。JBCクラシックへの権利は取ったが「これから考えます。もちろん、選択肢の中にはあります。チャンピオンズC(12月1日・中京)とね」と笑顔。遅咲きの新星が満員のスタンドを沸かせた。

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