【地方競馬】テンカジョウが後方から差し切り重賞初制覇

デイリースポーツ

2024年09月26日(木) 21:52

 マリーンCを制したテンカジョウ(右)

 「マリーンカップ」(26日、船橋)

 2番人気のテンカジョウが3連勝で重賞初制覇。「第14回JBCレディスクラシック・Jpn1」(11月4日・佐賀)への優先出走権を獲得した。2着には4番人気のクラヴィコード、3着に5番人気のザオ。序盤の逃げ争いがたたって、1番人気のアンモシエラは4着、3番人気のアンデスビエントは大差のしんがり負けとなった。

 3歳牝馬戦線に新星誕生だ。ハイペースに乗って切れ者のテンカジョウが、重賞初挑戦でも上がり最速の脚で抜け切った。

 アンモシエラアンデスビエントが他馬を引き離しての逃げ争い。これをいつものように後方待機。4角手前でアンモシエラがバテると、変わって先頭に立った地元・船橋のザオを目がけてスパート開始。ラスト200メートル過ぎで並ぶ間もなくかわし去ると、鞍上の右ステッキに応えて、最後は5馬身差の完勝だった。

 これで5戦4勝。デビューからコンビを組む国分優は「能力の高いのは分かってましたが、きょうは初のナイター、左回りが心配でしたが、リズム良く走れましたね」と笑顔。自身にとっては22年の福島記念以来となる重賞5勝目。地方交流重賞初制覇に「これからもっと良くなる馬。一緒に活躍していきたい」と決意を新たにした。

 岡田師は「まだ5戦しかしてないし、緩さもあるのにね。これでもっと良くなるよ。大きな収穫だった」と目を細めた。スタートに難は残すが、これまで全て上がりは最速。この後はJBCレディスクラシックへ。「もう少し中団ぐらいで競馬ができればね。でも、それも個性だね。思い切って挑戦したい」と意気込んだ

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