【凱旋門賞】シンエンペラー軽め最終追いで上昇確信、重い馬場むしろ歓迎

スポーツ報知

2024年10月03日(木) 07:00

最終追い切りは軽めのシンエンペラー

◆第103回凱旋門賞・G1追い切り=10月2日、仏シャンティイ・ラモルレイ調教場

 第103回凱旋門賞・G1(6日、パリロンシャン競馬場=JRA海外馬券発売対象レース)で、日本調教馬として初勝利を目指すシンエンペラーが2日、滞在しているフランス・シャンティイのラモルレイ調教場で最終追い切りを行った。この日はダート周回コースで軽めの調整。陣営が上昇を確信しており、納得の仕上げで世界最高峰の舞台に送り出す。なお、この日、出走馬が発表され、18頭となった。

 自分のリズムを守るだけで十分だった。シンエンペラーはラモルレイ調教場のダート周回コースでラファミリア(3歳1勝クラス)を追走。気持ちを最優先するように手綱を全く動かさず、前を抜こうともしない。「息を整える程度で、オーバーワークにならないように」と手綱を執った岡助手。最後まで僚馬を追いかける形のままだったが、栗毛の馬体が刻むフットワークに力強さがみなぎっていた。

 「どちらかと言えば、普段から真面目なタイプではない。今日くらいのペースだと本気で走っていたわけではないですが、以前に比べて動き自体はスムーズになっており、良かったと思います」と岡助手はうなずいた。矢作調教師が「7、8割だった」と振り返る愛チャンピオンS(3着)から中2週。決して間隔は長くなかったが、“静”に徹した最終追い切りが順調な調整を物語っている。

 攻めの姿勢も忘れてはいない。1週前追い切りでは前走時と同様にCデムーロに手綱を託し、芝コースで併走馬たちに大きく先着。十分に負荷をかけた。この動きを見守った担当の吉田助手は「先週追い切ったエーグル調教場の芝コースはかなり重かったのですが、問題ありませんでした。馬場状態に関して不安はありません。他の陣営が嫌がるようなら、むしろありがたいと思っています」と分析する。

 レース当日の天気予報は下り坂。これまで日本調教馬たちの大きな壁となっていた雨が、追い風となる可能性もある。上昇曲線を描き、青写真通りに整いつつある臨戦態勢。大仕事への予感は日増しに高まっている。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す