【京都大賞典】6歳馬シュヴァリエローズ咲いた 30戦目ついに重賞初V 距離延長で覚醒 いざG1へ

デイリースポーツ

2024年10月07日(月) 06:00

 ゴール寸前で差し切るシュヴァリエローズ(手前)=撮影・石湯恒介

 「京都大賞典・G2」(6日、京都)

 直線の激しい攻防を制したのは6歳馬シュヴァリエローズ。重賞ウイナーたちを蹴散らし、淀の舞台で新星が誕生した。2着に4番人気のディープボンド、3着には最低人気のメイショウブレゲが入線し、3連単は100万超えの大波乱となった。1番人気に支持された宝塚記念優勝馬ブローザホーンは11着に沈んだ。

 遅咲きのディープ産駒が初めてタイトルをつかんだ。ゴール前の大接戦を仕留めたのはシュヴァリエローズ。9度目の重賞挑戦でようやくタイトルを手にした。

 1000メートル通過58秒7のハイペース。大逃げを打った先頭から大きく離れた中団で構えた。「もう少し前めを取りにいく予定だったんですけど、1歩目が出てくれなくて。ペースが流れていたのであの位置に収まりました」。北村友の描いていたプランとは違ったが、手綱越しから伝わる感触が自信に変えた。「手応えがよかったので、最後までこの馬らしさを出してくれるんじゃないかと思っていました」。直線は左ステッキを合図に一気の伸び。先に抜け出したディープボンドに襲いかかり、頭差で制した。

 新馬勝ちを収め、ホープフルSや皐月賞にも参戦するなど早くから期待された逸材。古馬になってからはオープンの壁が立ちふさがったが、距離延長が見事に的中した。清水久師も「しぶといですね。このぐらいの距離にしてから崩れない。二千で折り合っているように見えても、タメが効いてなかったんでしょう」と笑顔をのぞかせる。

 次戦は距離適性からジャパンC(11月24日・東京)が有力視され、指揮官も「オーナーと相談しながら。そのあたりになってくるんじゃないでしょうか」と大舞台をにらむ。「これがディープインパクトなんでしょうね。柔らかくて伸びのあるキャンター。まだまだ楽しみです」。11年から昨年まで13年続くディープインパクト産駒のJRA・G1制覇にも期待がかかる。その記録を14年へと伸ばすか-。遅咲きの6歳馬が、大舞台で花開く。

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