ダービー馬ダノンデサイル(牡＝安田)が横山典を背にCWコース併せ馬で1週前追い切りを消化。6F78秒1〜1F11秒4の猛時計をマークし、アルトシュタット(5歳3勝クラス)に3馬身先着した。安田師は「強い負荷をかけたいと思っていたので、予定通りにいい負荷をかけられました。これによって、テンションを含めてどういう反応をするのか見て判断したいです。ここまでは予定通りに来ている」と冷静に分析した。先週もCWコースで6F79秒0〜1F11秒6を記録。2週続けて好タイムを叩き出して充実ぶりがうかがえる。

　指揮官は「春からはいろいろと変化は感じています。体重は増えているし体高も高くなっている」と成長を感じている。菊花賞に関しては「3000メートルはやってみないと分からない」と未知の距離に挑む。進化を遂げたダービー馬が、クラシック2冠制覇へ王者の走りを見せる。