園田競馬の「第2回ネクストスター園田」が24日、園田1400メートルを舞台に行われ、下原理(47)騎乗の1番人気オケマル(牡2＝盛本信)が3戦無敗で重賞タイトルを手にした。

　ひやりとさせた。互角のスタートを切ったオケマルだったが、砂をかぶって嫌がる面を見せる。向正面ではもう下原のムチが飛んだ。

　しかし、勝負どころの3角手前からエンジンが掛かりだす。4角では勢い余って外に膨れたが、みるみる差を詰めた。最後は半馬身差、しっかり捉えた。

　下原は安どの表情だ。「正直、ホッとした。4角で外へ出した時にハミを取ってくれた。届いてくれという感じだった。きっちり差してくれたし、力はある」。盛本信師は「ゴールの瞬間、叫んでしまった。エンジンが掛かるまで時間がかかったのでヒヤッとしたが、外へ出してからは、この馬本来の力を出してくれた」と語った。

　盛本信師にとって地元重賞は16年9月園田チャレンジカップ以来、8年ぶり。次走は園田ジュニアカップ(12月31日、園田1700メートル)を予定している。