【アルゼンチン共和国杯】4歳馬サヴォーナV条件全てクリア

スポニチ

2024年10月29日(火) 05:15

池添謙一を背に調教から引き揚げるサヴォーナ

 今週は東西で4重賞。「up to データ」では、東京日曜メインのハンデ重賞「第62回アルゼンチン共和国杯」を取り上げる。ジャパンC有馬記念につながる重要なステップG2。過去10年の傾向を分析し勝ち馬を導き出す。

 【年齢】3歳馬の好走確率が高いが、今年は不在。現在3連勝中の4歳馬が主役となる。6勝、2着3回と他の世代をリードしており、出走馬がいなかった17年以外は必ず馬券に絡んでいる。21年に連覇を達成したオーソリティは次走のジャパンCで2着。昨年勝ち馬ゼッフィーロは続く香港ヴァーズ2着など、ここをステップにして次走で活躍する4歳馬が多い。一方、7歳以上の高齢馬は0勝と信頼度がかなり低い。 

 【前走距離】2500メートルという特殊距離で行われる当レースだが、前走も同じ距離を走っていた馬は【1・0・0・11】と振るわない。前走からの短縮組も【1・3・0・29】で不振傾向。勝ち馬では天皇賞・春10着から臨んだ21年オーソリティが唯一該当するが、初参戦だった20年は青葉賞からの距離延長で勝っている。距離延長組が【8・7・11・90】と圧倒的に強い。

 【前走格】重賞からの転戦では前走G1、G2組がともに4勝。G3組は0勝、オープン特別組も0勝と出番はない。G1組が不在の今年はG2組が大いばり。G2をレース別に見るとオールカマーが【2・2・1・15】と好成績。目黒記念青葉賞が各1勝。 

 【結論】V条件を全てクリアしているのが4歳馬サヴォーナ。前走オールカマーでは好位から持ち前の粘りを発揮。勝ち馬レーベンスティールに0秒2差と復調気配を漂わせた。前走から距離が延びる今回、悲願のタイトル獲得を成し遂げる。

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