◆第49回エリザベス女王杯・G1(11月10日、京都・芝2200メートル)1週前追い切り＝10月31日、美浦トレセン

　　昨年の紫苑Sを制したモリアーナ(牝4歳、美浦・武藤義則厩舎、父エピファネイア)は、Wコースをいつも通り単走で追い切られた。馬なりながら最後は鋭い伸びを見せ、5ハロン68秒5―11秒4をマーク。馬体の張りも良く、完調ムードが漂う。武藤調教師も「いつも通り、追い切りでは折り合ってしまいに脚を使ってくれる」と手応えをのぞかせた。

　前走は岩田康誠騎手との初コンビで府中牝馬Sに臨んだが、後方で伸びを欠き8着。爆発的な末脚は見せられなかった。年内で引退が決まっており、ラストランの可能性もある大舞台に向けトレーナーは「京都2200メートルという舞台は戦略を立てやすいと思う。かかるのを恐れずに、悔いのない競馬をしてほしい」と言葉に力を込めた。