【武蔵野Sレース後コメント】エンペラーワケア川田将雅騎手ら

ラジオNIKKEI

2024年11月09日(土) 19:15

1番人気エンペラーワケアが勝利(c)netkeiba、撮影:下野雄規

 東京11Rの第29回武蔵野ステークス(3歳以上GIII・ダート1600m)は1番人気エンペラーワケア(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分36秒0(良)。1馬身差の2着に5番人気カズペトシーン、さらにハナ差の3着に4番人気ペリエールが入った。

 エンペラーワケアは栗東・杉山晴紀厩舎の4歳牡馬で、父ロードカナロア母カラズマッチポイント(母の父Curlin)。通算成績は10戦7勝。

レース後のコメント

1着 エンペラーワケア(川田将雅騎手)
「4コーナーから直線のところでタイトになり接触するところがありましたが、馬の力で勝ち切ることが出来ました。1600mをこなすためにここを使い、パドックでまたがった瞬間から1600mを意識して、ずっと組み立ててきました。今日はパドックでテンションが高くなりすぎていたので、そのあたりをケアしながら、返し馬が終わって落ち着いてくれたので、ゆったりと気持ちよく力まないようにという時間をゲート裏まで過ごしました。

 スペースがないなか、馬の能力で最後ギリギリ開いたところを出てくれて、能力の高さを感じる、あたりまえと言えばあたりまえなのですが、素晴らしい馬です。なかなか良い時の状態に戻りきらないのですが、これでも一番良い時とはもうひとつ足りないので、そのような状態にあらためて持っていけたらというところです」

(杉山晴紀調教師)
「負けてもおかしくない展開でしたが、川田騎手がしっかりと脚を溜めてくれたおかげで、ああいう(差し切る)競馬が出来ました。順調なら(来年の)フェブラリーSが目標です。そこへ向かうために今日は、1600mの競馬を使いました」

3着 ペリエール(石川裕紀人騎手)
「とても具合が良かったです、一回使って軽くなったのを感じました。流れも予測通りでしたし、最後は勝ったかなと思いましたが、勝った馬に上手く乗られました。3着になってしまいましたが、良い内容だったと思います」

4着 ペイシャエス(横山和生騎手)
「次の事も考えて、これくらいの流れについていく競馬をしました。前は速かったですがこの馬のリズムを守って競馬ができました。終いも頑張っていますし、秋初戦で良い競馬ができたと思います」

5着 サンライズホーク(M.デムーロ騎手)
「難しい馬です。速い展開、久々の1600m、勝ちに行きたかったです。最近は後ろからの競馬で、前回はブリンカーを外してよく頑張っていました。早目先頭ならもっと頑張れると思いましたが、最後は甘くなってしまいました」

6着 エルゲルージ(藤岡佑介騎手)
「立ち回りの上手い馬でリズム良く走れましたし、4コーナーの手応えも良かったです。直線、もう少し視界が開けていれば3着争いには加われたと思います」

8着 タマモロック(R.ムーア騎手)
「スタートして悪くないポジションで、道中の手応えも良かったのですが、直線は手応えほど伸びませんでした」

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