2番人気ウィルソンテソーロが2年連続で2着。12番人気で食い込んだ昨年とは違い、力をつけた骨太の銀メダル。4角10番手から追い上げた末脚には凄みがあった。

　最後は首の上げ下げで涙をのんだが、川田は「着差はわずかでしたがチャンピオンは最後までチャンピオンでした」と勝ち馬を称え、「この馬らしく最後まで走れました」と振り返った。小手川師も「あそこまでレモンを追い詰めることができた。その辺は海外の経験が生きている」と成長に目を細めた。